クラーケン年の振り返り。ワンナイトinカラザン編 前編

 

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8/12日、ついにこの日が来た。来てしまった。
ハースストーンアドベンチャー
ワン・ナイト・in・カラザン
の発売である。
そして神環境は完成したのだ。それ以外に形容の仕様が無い、まさしく神環境であった。
さあ、祈るのです。祈れば勝利は訪れるのです……。

 

※初見の方は、まずこちらからお読みいただくとより一層記事を楽しめると思います。力作です(宣伝

pinkyhearth.hatenablog.com

 

※また色々追記しました。

 

前回、ついに増えすぎたガロッシュとシャーマンにヘイトが向き、
「ハーゲストーン」「赤いハゲと緑のハゲ♪ あと角♪」などと謳う輩が出現し始める中、ついにワンナイトinカラザンが発売。
環境に新たな旋風を巻き起こすと期待は高まり続けていた。

念のため、前評判段階での評価の高かったカードを紹介する。(色はクラスを表します。中立は黒。太字は特に評価されていたカードです)

炎の大地のポータル
象牙の騎士
やさしいおばあちゃん、帽子から猫
メイルシュトロームのポータル、精霊の爪
ムーングレイドルのポータル、動物園の監視員
アイアンフォージのポータル、愚者殺し
マルシェザール公爵、魔力の巨人、ブックワーム、ガーディアンメディヴ、バーンズ

象牙の騎士はコンパラ大罪パラ復権の礎になるとか、
魔力の巨人はテンポメイジのフィニッシャーになるとか、
コントロールはバーンズに感謝しろよ。出し得なんだからとかいろんなことがまことしやかに声高に叫ばれていた。
また、キュレーターを含めた種族シナジーを重視するカードがいくつか追加され、新タイプのデッキ構築にも期待が集まっていた。中でも期待が強かったのはやっぱり魔力の巨人だろうか。

 

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巨人なので画像も大きくしてみました。てへ☆



※カラザン環境は一週間ごとのカードの追加で大きく環境が変わる為、しばらくサクサク進みます。

第一wing開放。
結果を出したデッキは、炎の大地のポータルを採用したテンポメイジ、
まったく新しい型であるハンター、シークレットハンター、
前予想通りの結果を出してくれた大罪パラディンであった。
特に大罪パラディンは前評判通りの「大罪を引けば10点回復して除去札も引ける」というアホみたいなカードパワーを存分に発揮していた。
特筆すべきはシークレットハンターであろう。誰もが手札消費の激しいハンターが、その手札をすべて使ってぶん回してくることなど一切想像していなかったからだ。

 

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※鬼軍曹のスタッツは2/1です。

 

第二wing開放。
結果を出したデッキは、やさしいおばあちゃんの追加により序盤が強化されたミッドレンジハンターと、ハイブリッドハンター
邪悪な呪術医により強化されたトーテムシャーマン
魔力の巨人の追加により強化されたミラクルマリゴス巨人ヨグサロンドルイド(なげえよ定期)
そして最後に、なんと……
オニキスのビショップ追加により傷を負った剣匠を復活させまくる復活プリーストであった。
特に復活プリーストは少し前の環境を牛耳っていたドラゴンテンポウォリアーに有利を取れるということもあり、少しずつ数を増やしていた。まあすぐ消えるけど。
画像はミラヨグマリ巨人ドルです。なげえ。

 

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第三wing開放。
テンポメイジにおしゃべりな本が採用され始め、結果を残す。
また、シークレットハンターに帽子から猫が追加され、こちらも強化。
動物園の監視員による、前環境では存在を消していたビーストドルイド復権
そして、キュレーター追加によるまさかのドラゴンテンポウォリアー強化であった。
特筆すべきは最後のドラゴンテンポウォリアーで、採用に値するものの構築から抜け始めていた獰猛な猿をキュレーターのバリューを最大限に生かす為に2枚採用し、マーロックはサーフィンレー、ドラゴンはデッキ内に多数あるものの内1枚をサーチと、そのバリューを最大限に生かすことのできるデッキであった。
また、OTKウォリアーが巨人を吸収し、パーツが余ったのでなんか近くにいたパトロンを吸収したOTKパトロンウォリアーが出現。ここでもその安さから庶民の味方であった。ソーリサンが抜けたことも大きな変更点だろう。

 

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※突撃は3コス、止めは1コス

第四wing開放。全てのカードの開放である。
マルシェザールのインプ、銀食器ゴーレムの追加から強化、新構築となるディスカードzooの出現、
ブックワーム、ネザースパイトの歴史家の追加からドラゴンパラディンドラゴンプリ―スト
アイアンフォージのポータル、マルシェザール公爵追加で今までよりファティーグプランが取りやすくなったマルシェザールコントロールウォリアー(通称マルコン)、
そしてガーディアンメディヴ、ムーングレイドのポータル追加により、更に強化されたマリゴスドルイド
そして精霊の爪の追加で、そのバリューを活かす為にアジュアドレイクとブラッドメイジサルノスを採用した爪型アグロシャーマンが結果を残す。
他にも動物園パラディンとかコントロールメイジとか強盗テンポローグとかいたけど割愛。
とある配信者がヴァイオレットアイの幻術師追加でミルローグ強化だ!とか言ってたのはわりと覚えてる。

さて、第四wing開放後、少しして固まった環境は以下の通りとなった。
シーズン30、第4週のtierリストである。
tier1:マリゴスドルイド、ミッドレンジシャーマン、テンポメイジ、アグロシャーマン、ドラゴンウォリアー、トークンヨグドルイド
tier2:ウォリコン、ハイブリッドハンター、ミッドレンジハンター、zoo(ディスカードzoo含)、OTKウォリアー、トーテムシャーマン、ンゾスパラディン、マーロックパラディン、クトゥーンウォリアー、パトロンウォリアー
tier1、6種。tier2、10種の神環境ができあがった。プリとローグはしらなーい。

実際、この環境の相関は色々と凄い。
マリドル:様々なデッキに対して有利を取ることができ、不利盤面もヨグで返すことができた。ほぼ無敵。が、挑発の採用が難しくなり、OTK系のデッキやハンター、アグシャー、ドラウォリ等のバーストや序盤からの高火力にひき殺されやすい弱点がある。
ミッシャー:コントロール寄りのウォリアーとハイブリッドハンターが不利。が、それ以外のデッキに対してはほぼ無敵。
テンポメイジ:マリドル、ミッシャーが不利なOTKデッキに対応が可能であった。また、ヨグでのちゃぶ台返しも可能と柔軟性の高いデッキであった。弱点はドラウォリ、ハイブリッドハンター、横展開する奴ら等。
アグシャー:序盤が弱い奴らを大体叩けた。弱点はウォリコン、OTKウォリ、zoo、ドラウォリ等
ドラウォリ:上記のミッシャー以外大体殺すマン。OTK系のデッキにも有利が取れた。
トークンヨグドル:シャーマンとOTK以外絶対殺すマン。OTKウォリもランプ要素を加えることで有利が取れた。

……何がすごいって、tier2がtier2である意味を指し示しているし、tier2に存在するデッキも如何にしてtier1のデッキに対して有利を取るかという「全員が全員、特定のデッキに対しての殺意がとてつもなく高い」環境であったことだ。
ローグとプリーストは知らんが、まず間違いなく環境に存在するデッキのバランス自体は取れていた。バランス自体は。
だが、ユーザーの間ではとある不満が噴出していた。


ここで、ナーフ情報が発表される。
対象は以下の7枚。
岩穿ちの武器 →1コスから2コスへ
タスカーのトーテム師 →基本トーテムしか出ないように裁定変更
荒野の呼び声 →8コスから9コスへ
止めの一撃 →1コスから2コスへ
突撃 →3コスから1コスへ、効果がミニオン一体に突撃と、このターン相手ヒーローへは攻撃できない効果を付与 という効果に変更
鬼軍曹 →スタッツが2/1から1/1へ
希望の終焉ヨグ=サロン →効果解決中にこのカードが場から消失するか、沈黙効果を受けた場合その時点で効果を終了する。

先程書いた不満とは、運ゲー要素が強すぎる部分であった。
ヨグは勿論だが、タスカーのトーテム師も問題視されており、先行3Tまたは後攻2Tコインで出した時にトーテムゴーレムを出現させた際の勝率が75%を記録したというレポートもあり、
一枚のカードの効果で全てひっくり返るのはおかしい、という意見が続出。これに対応する形でのナーフとなり、その他のカードも全体的なバランス調整の為の物である見方が強かった。

このナーフ情報は出してすぐに大絶賛を受け、HSプレイヤーはブリザードを崇め奉った。ベンブロードを創造神とする宗教も現れ、彼らは一日に5回ブリザード本社に向かって探検同盟のPVのアレを歌った。筆者もその一人である(大嘘)。

前編はここで終わりです。
実は書き始めた当初は前後編で分ける気がなかったので、前の次回予告はここに書くべきだったかもしれないorz

 

 

次回、ナーフ後の君へ。

デュエルスタンバイ!(雑予告。

※追記
この頃のどうでもいい話。
プリ―ストの追加カードである祓い清めが弱すぎてこれじゃ環境取れねえよブリザードばーかばーかベンブロードのばーかうるせえ顔面ナーフしろと叫ぶ運動が行われた。
だいぶ脚色してるけど騒ぎがあったのはホントの話。

ともう一個。

初心者歓迎キャンペーンだかなんだかで歓迎バンドルが発売された。
クラシックのパック10個と、クラシックのクラスレジェンドを1枚プレゼントして500ドルというなんとも太っ腹なセットだったのだが、
クラスレジェンドの当たり外れが大きすぎてキングクラッシュ荒野引換券という哀れすぎる名前で呼ばれていた時期があった。いとおかし。
ナーフ施工後、その引き換え後のカードすらもナーフでゴミと化した為、遂にその名前もエピック引換券へと変貌した。すごいわ。すごいわ。すごいわ。………………すごいわ。